職人の知恵と技術の結晶機械式時計の魅力とは

受け継がれ続ける機械式時計の魅力とは

その歴史を中世ヨーロッパにまで遡ることができる機械式時計は、職人の知恵と技術の結晶です。発明当時は貴族のみが持つことのできる稀少で高価な存在でしたが、20世紀初頭には一般に販売されるようになり、その携帯性から懐中時計に代わって普及していきました。

以降も、より精密に正確にと進化してきた機械式時計ですが、一時はクォーツ式の登場により、その存在が危うくなったこともありました。しかし、1990年代にその長い歴史に培われた技術と工芸の価値が見直され、芸術品、工芸品としてリバイバルが起こり、現代ではステータスシンボルとしてその伝統が受け継がれています。

機械時計を長持ちさせるために必要な手入れ法とは

一種の芸術品であり、伝統工芸品である機械式時計ですが、外部は日々の使用で少しずつ傷んでいきますし、機械である以上内部の部品の摩耗や劣化は避けられません。長持ちさせるためには正しい手入れの方法を知り、定期的に行うことが必要です。ケースと風防は細かな傷をつけないよう、セームや化繊の柔らかな布でカラ拭きします。特に汗をかいたときは水分と塩分が傷みの原因となるので必ず拭くようにします。ベルト部分は金属製の場合は本体から外し、中性洗剤で洗浄します。革製の場合は専用のクリームを塗り、替えを用意して交代で休ませます。問題は内部の機器ですが、この部分の手入れや修理を行うには、専門家である時計師による、オーバーホールが必要になります。時計師は時計を分解洗浄し、油をさし直し、摩耗した部品を交換します。オーバーホールは3年に一度程度で、時計の寿命を10年20年と延ばすことができますので、できるだけ行うようにしましょう。

パテックフィリップとは、1839年に誕生した高級時計メーカーで世界三大時計ブランドといわれています。